今回の「solomon express2015」の第一次攻撃隊:水平爆撃(4/25)ならびに第二次攻撃隊:雷撃隊にご参加の皆様お疲れ様でした。”お疲れ様”の言葉が、こんなにも的確なミッションは初めてです。 延々と島また島、海また海の上を戦闘することもなく、ただひたすら友軍機について飛んで行くのはこんなにも苦痛であるかと実感して頂いたことと思います。 そうです。それこそが今回のミッションの目的だったのです(白目 |
南方の諸島に展開する日本海軍航空隊”をモチーフにする以上、それなりの距離を飛ぶためベースとなるマップは限られたものとなりました。IL-2 1946
4.122mには2015年4月時点で6種類のsolomonマップがあります。(Solomons 1942年8月、1942年10月、1942年12月、1943年7月、1943年10月そして1944年
1月) しかしラバウル航空基地は残念ながらマップの右端よりはるか先にあります(なぜ南洋最大の日本軍の基地を入れなかったのかが最大の疑問ですが) |
第一次攻撃隊ミッションマップ |
第二次攻撃隊ミッションマップ |
時代設定は、まだ開戦から間もなくで南方諸島で、戦力が拮抗する前夜としていましたので、本来ならその時代のマップをベースにミッションを作成すべきでしたが、出現基地のスポーン機体数の制約があるので、中期のマップを選びました。 できるだけ”南方基地っぽさ”を出すのがミッション作成時にもっとも苦労したところです。 |
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マップには必要最低限のオブジェクトしか置いておらず、どうしても南方の”椰子のジャングルを切り開いて作った感”が出ません。史実どおりに『椰子のジャングルの茂みが機体の整備場となって』『自然のカモフラージとなった』を出すためには、飛行場にヤシをびっしり敷き詰める必要があります。 ただし、そうした場合ミッションファイルが肥大化しゲームが重くなってしまうので、適当なところで妥協しなければなりません。 これはMODなどで機体やオブジェクトを作っておられる方も直面する問題と思いますが、よりリアルに近づけるためにポリを増やさなければならず、ポリを増やしすぎると規格に収まらないという永遠の矛盾と似たところがあります。 そこで、プレーヤーが基地に出現した瞬間の目線、タキシング中の目線(コックピットの高さ)での 「おっ!南方基地」感のみに絞り、指揮所を中心にヤシを配置し、ジャングルの深さを演出するためその後方に南方ではあるはずもないオリーブ樹をバックに敷き詰めて”密林感”を出しました。 また史実の写真で遠方にそびえる山々をクリミア岸壁をならべ「飛行場から見たら山」に見える位置に置きました。空からみたら「何じゃありゃ?!」の、まるでドラマの撮影スタジオか映画の撮影現場風で、一旦裏側にまわると”楽屋”がみえてしまうショボさがありますが、まあしかたありませんでしょ。 |
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恒例になっているRowheiミッションのギミックですが、第一攻撃隊ミッションでは払暁の夜明け離陸ということで、出撃の合図となる信号弾を打ち上げました。 指揮所のとなり・・・参加者からはヤシで見えない位置にHeinkel Lerche III B-2(通称:イカリング)を置き、TS3で”出撃〜〜〜っ!”と叫びつつX-4有線誘導空対空ミサイルを空に向かって発射する・・・ただ、それだけのために置きました。 いつの日にかRise of Flight、BoSのように、目的にあった色の信号弾をパイロット自ら打ち上げられるようになることを願っています。 また、日程があわずに4/25日当日ノミネートしているにもかかわらず参加できなかったパイロットは「予科練にて高等過程の教員の欠員が出た」という理屈づけで野楽、慈寺少尉 両少尉は土浦航空隊に出頭を命ぜられラバウル、ダバオ、マニラ、高雄経由で内地へ戻ることとし、ゲーム開始直後にAIの零式輸送機を二機飛行場から離陸させました(帽振レ〜〜〜)。 |
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第二次攻撃隊では・・・・・コンセプトとしては前線が拮抗し前線基地は連日敵の猛攻を受けている感を出すため、いきなり空襲警報のサイレンを鳴らし、予め指揮所あたりに黒煙と炎を配置しました。本来なら攻撃で半分沈んだ輸送船や座礁した艦船のオブジェクトを湾内に配置したかったのですが、UltraPackなどのMODでしか登場しないので残念でした。 あらかじめ初期型B-17を超低空で基地上空を通過させ、AIの迎撃ゼロ戦隊が上空で襲いかかる図を展開、また沖合から離水した(これまた内地へ帰るパイロットを乗せた)二式大艇もB-17の迎撃に参加させ、例のマンガで二式大艇がB-17をやっつける(ストーリーでは二式大艇がB-17に乗しかかって海に沈めてしまう)シーンを演出しました。知っている人はニヤッとしたはずです。 ちょうどプレーヤーが出撃を待っている基地の上空でB-17が攻撃を受けるようにAIのウェイポイントを切るのが一苦労で何度も事前の調整を要しました。テスト中にスポーンして眺めていたらAIがB-17を攻撃しだすのが早すぎて、駐機していた自分の上にB-17が堕ちてきて自分も死んでしまい、一人で大笑いしたこともあります。 |
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さて、次に考えたのは例の”靖国問題”です。史実どおりに、墜落してしまったパイロットには「はい。お疲れ様でした。さようなら」というわけには行きませんので、なんとか復活のポイントを作っておかなければなりません。「solomon
express2015」は道中が長いので、出現基地からの合流は、本隊の位置によっては不可能となります。 かといって洋上に空母をプカプカ浮かせておいては史実と違い興ざめですので、ここは”架空”の水上機基地を数箇所に配置し、そこから二式水戦であがってもらい、本隊の通過空域の制圧を任務とするシチュエーションとしました。 水上機基地も、史実では「飛行場の作れない南方諸島で索敵、哨戒に威力を発揮した」とありますので”架空”でも、そう違和感ないはずです(適当ぉ〜〜 野楽少尉が二式水戦で本隊通過ポイントの空域のグラマンを多数撃墜してくれました。 ただ残念ながら二式水戦の巡航速度では本隊の進軍速度についていけないので、そのまま護衛として随伴するのは不可能です。 |
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敵のAIは全機Rookieとしました。そして二機編隊で一塊ですので遠目にも「AIだ!敵だ!」とわかったはずです。 IL-2 1946 4.122のミッションビルダーで最大の欠点は”トリガー”が切れないことです。最新のHSFXには不完全ながらも、他のゲームとおなじ”トリガー”機能が装備されましたが、それが無いバニラでは敵の出現が非常にランダム、かついい加減です。 史実ではきっと真っ先に一式陸攻を狙ってくるべき敵迎撃機が攻撃隊を無視して近間のゼロ戦とクルクルまわったり、あらぬ方向へ飛んでいってしまうという間抜けな敵になってしまっています。 まあ”無いものねだり”をしてもしかたないので、できるだけ本隊が通るであろうルートに”まちぶせ”させたり、通過したであろうルートを後ろから”追いかけ”るウェイポイントを切って配置しました。 願わくばもっと柔軟なミッションの組めるビルダーが将来実装されることです。 |
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ブイン、ショートランド、バラレ島、一式陸攻・・・とくれば海軍甲事件で山本五十六で・・・・P-38という安直なつながりでAIにP-38を入れました。予定では一式陸攻の後ろから追撃してくる・・・・もしくは基地近くで遭遇する・・・でしたが、そこはミッションビルダーの曖昧さで、先に着陸基地に飛んでいってしまい、基地の対空砲火を浴びていました。 有人のゼロ戦が迎撃にあがったので、これはこれで良しとしました。 |
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あとは参加者パイロットお一人、お一人の”ドラマ”が展開することに期待しました。 「solomon express2015」いかがだったでしょうか? 最後になりますが、いつもながら安定したサーバーを提供いただく台南空のFlear氏、TeamSpeak3でもミッションを仕切ってくれるBAHIA kazudayo氏ならびに常連の方々にお礼申し上げます。 もちろん参加して下さったパイロットの皆様、また時間があわずに参加できなかったパイロットのご支援とご協力にあらためて感謝申し上げます。 |
Rowheiのトラックファイルは残念なことにぴょんぴょんと飛び跳ねて見苦しいうえ、一部破損していました。 ごめんなさい。 公開できません。 かわりに第一次攻撃隊、第二次攻撃隊のミッションファイルを公開します。 改変、改作はご自由にどうぞ。 (各ミッション微調整前のもので、実際に回したミッションとは一部違っています) https://onedrive.live.com/redir?resid=dd606718625db1e!425&authkey=!AFu7fxFti40PetE&ithint=file%2crar |
ダウンロード後、解凍してしてできたフォルダーを 「IL-2 Sturmovik 1946」のゲームフォルダーの中の ↓ 「Missons」 ↓ 「Net」 ↓ 「dogfight」 ↓ に入れて、 ゲームのスタート画面の「Multiplay」「Create New Server」 でCreateのボタンを押し、Mission Typeのプルダウンメニューから起動できます。 ”え〜〜!? また飛べってか?!」wwwww |